2012年9月7日金曜日

母乳が出ない人〜母乳が出るようになるポイント〜


出産のまえに気になるのはやっぱり、
母乳が出るか出ないか。

母乳がでるとはっきりいってかなり楽で経済的です。

粉ミルクと違って「母乳は欲しいだけ与えてもいい」というように
泣いたら取り敢えずくわえさせて、お腹がいっぱいになれば
泣き止んで寝てくれる…。しかも母乳を飲むと赤ちゃんの免疫力もあがり
病気になりにくくなるといいます。

そんな無敵の母乳。

しかし実は母乳が出なくて困っている人がかなりたくさんいることを知ります。
母乳にこだわりすぎてけれど飲んでくれずにストレスが溜まる人もいます。
特に産まれてすぐは赤ちゃんの吸う力も弱い上に
お母さんの乳腺も開通していなくてほんの少ししか出ない。
赤ちゃんはくわえるのにも慣れていないし、
お母さんもくわえさせるのに慣れていないので、
なかなか飲んでくれずに、赤ちゃんも泣きやまなくてこっちまで泣きそう…。

じつは母乳が、始めにあたる難関かもしれません。

母乳がまったく出ない人もいるのです。
そうなったらもちろん無理せずに粉ミルクでいいと思います。
(粉ミルクだとお父さんもあげることができるという利点もあります)

←こんなオーガニックの粉ミルクもあります。

私も実際粉ミルクで育ったそうですが、大きな病気もせずにものすごく元気ですし、
そんな人はゴマンといます。


けれど…
ここで出ないと早々に諦めてしまうと
新生児は2時間〜3時間おき(粉ミルクの場合は3時間あけなければ赤ちゃんに負担になるそうです)に授乳します。
もし赤ちゃんが夜中起きればどんなに眠くても粉ミルクの用意をしなければならないですし、哺乳瓶は、新生児の5〜6ヶ月まではできる限り!毎回消毒しなければいけません。
しかも粉ミルクはかさばる上に、無くなる量も多く、
実はオムツなどと比べて値段の負担も高くなります!

*ちなみに夜中の粉ミルクでの授乳は
あらかじめ哺乳瓶に粉を測っていれておき、
水筒にお湯、ペットボトルに湯冷ましの水を用意しておくと楽ちんです。

などと、実は後々大変になってきます…
となるとやっぱり今、多少は努力した方が楽だと思います。


母乳はどんなに出なくても少しずつ飲ませることで刺激されて出るようです。
1〜2ヶ月で全く出なかったのに出るようになったと言う話もよく聞きます。
(むしろそうしなければ出なくなってしまいます)

赤ちゃんもゆっくりゆっくりと飲む方法を知っていきます。
どんなに少なくても飲まなくても、赤ちゃんが泣いたら
粉ミルクを与える前にまず乳首を口に含ませることをやってみましょう。
負担だと思わずに、赤ちゃんと一緒に挑戦するつもりで。

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【母乳が出るようになるポイント】

〔妊娠中に…〕
これは助産婦さんによって言うことが違いますが、妊娠中の安定期(28週目以降あたり)を過ぎたら(切迫流産の可能性がある人はお医者様に相談してください)お風呂や蒸しタオルなどで乳房をあたためて乳房全体と乳頭全体のマッサージをすることをお勧めします。(これで私は少しずつ出ることを確認できました。)
いざ出産してから乳首が堅いと痛くて焦るし赤ちゃんが吸いにくいからです。

おっぱいマッサージ(母乳マッサージ)の方法

まず乳房全体を基底部からはがす様なイメージでマッサージし、
次に乳輪のちょっと堅い部分をほぐす様なイメージで。
はじめは多少痛いですが、少しずつやわらかくなってきます。

授乳が始まってもこのマッサージが効果的です。
あたたかい蒸しタオルで乳房をあたためてから行います。
助産院ではけっこう力強くやっていました。けっこう痛い。
ポイントは乳首ではなく、乳房全体と乳輪全体のマッサージです。


・授乳は2時間おきと言うけれど、
時間なんて気にせずに泣けば細かく少しずつ授乳を続ける。
それでも泣き止まないなら粉ミルクで補ってみる。
出ないからとあきらめてしまうと母乳は出なくなってしまい、粉ミルクだけになります。
まだ出産の疲れても癒えていないのに
何度も何度も赤ちゃんが泣いて大変な方はもちろんそれも仕方ないと思います。
思い悩んでストレスに感じることが一番不健康ですよ。


・赤ちゃんが大きく口を開けた瞬間に、乳頭全体が隠れるくらいくわえさせる。
(浅いと赤ちゃんが上手にくわえられません)


・抱っこの仕方を変えてみる
基本的な「横抱き」、そして赤ちゃんを片側に抱える「フットボール抱き」
太ももの上にまたがせて体に密着させて首を固定する「縦抱き」、
寝させながら授乳する「添い乳」などあかちゃんによっては飲みやすい角度があるので
臨機応変に変えてみましょう。

<授乳時の抱き方の参考ページ>

助産院で教えてもらった<つちのこクッション>は
授乳の時に腕の下に設置して高さ調節したり
あかちゃんのころがり防止などなど大変重宝します。
赤ちゃんが安定することで飲みやすくもなるようです。
かなり簡単なのでぜひ作ってみてください。プレゼントにも最適!

<つちのこクッションの作り方>


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授乳は本当に大切なコミュニケーション。
楽しみましょう。


そして実は、母乳を通してお母さんの食事から
赤ちゃんへとダイレクトに繋がっています…

<お母さんの食べ物と、母乳と、赤ちゃんのアレルギー(乳児湿疹)の関係>





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